2014年7月アーカイブ

BackWPup使ってみた

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表題の"BackWPup"というのは、WordPress用のプラグインの名称で、WPの管理画面から、Webサーバ上のファイル一式や、WPで使用しているMySQLのテーブルのバックアップが出来るというプラグイン。

使ってみた雑感を少々。

使用方法については、『ネタワン』様を参照していただいたほうが良いと思う。

注意点としては、データベースバックアップの必要がある場合、PHP5機能拡張のMySQLiが必要という点。
私はロリポップ!で試してみたが、黙っているとPHP5.3系でMySQLiは入っていなかったので、バックアップ時にエラーとなった。
もっとも、PHP5.4に変更が可能で、その場合はMySQLiも入っているので、使用するPHPを5.4に変更すればOKでした。

で、感想。

たしかに、管理画面からファイルとDBがまとめてバックアップできるのは便利。定時実行を掛けられるのも魅力だろう。
ただ、リカバリーは手動で行う必要があるので、それなりにサーバ構築のスキル・ノウハウは必要になる。
まあ、IT技術者の視点にたてば、あくまでもプラグインなので、それを使って復旧まで出来るとは期待していないので、それでいいのだが、問題はエンドユーザーかな?
WordPressを導入することで、特別なスキルがなくても、自力でサイトが運用できるという触れ込みがなされていることが多いが、バックアップやリストアは専門家に任せて欲しいところである。
さすがにphpMyAdminでゴニョゴニョという、緊急時向けのオペレーションを、お客さんに自らやってもらいたいとは思わない。

あとは、『ネタワン』様でも指摘されているが、サーバにそれなりの負荷がかかるので、上位プランとはいえロリポップ!でどのくらいのコンテンツ量まで耐えられるのかは懸念材料となる。

結局のところ、『FTPでファイル一式ダウンロード』というオペレーションと、『phpMyAdminでデータベースをエクスポート』というオペレーションを代替してくれるのが、"BackWPup"プラグインの役目。
この面倒なオペレーションを代替してくれるだけでも充分に価値はあるが、サイト全体をリカバリーしなければならないような緊急事態では、結局は技術者による手動オペレーションが必要になるので、その点は留意する必要があるだろう。

あくまでも、『バックアップ』用のプラグインということであって、『バックアップ&リストア』プラグインではないという認識の上で使う必要があると思う。

あと、これは私の環境や操作が何かおかしかっただけなのかもしれないが、WordPressをインストールしたばかりで、特に記事の追加やユーザの追加を行っていないサイトを"BackWPup"プラグインでバックアップしたとこと、"wpn_users"テーブルのデータがバックアップできていなかった。
こういう事象も考えられるので、念には念を・・・ということであれば、phpMyAdminなどで手動でエクスポートもしておいたほうが安全だろう。

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